2024年12月10日火曜日

関東で最も遅い紅葉と冬の足音

房総半島は紅葉の時期が遅く、11月下旬から12月上旬が見頃になる。房総丘陵の山間部は温暖な千葉県といえども昼夜の寒暖差は大きく、山肌が鮮やかな錦繍に染まる。



太平洋沿岸の勝浦は暖流黒潮と共にやってくる暖かい空気に包まれ、冬をあまり感じないが、房総半島内陸の山あいは暦通りの肌寒さ。ふらっと入った大多喜町の古民家レストラン「てぬぐい茶屋」では、薪ストーブが焚かれていた。 


パチパチ跳ねる薪の音、炎のゆらぎ、優しい温もり…。温暖な千葉県で薪ストーブを置いている家は少ないので、なんだかとても嬉しい。身体の芯までじんわり温まる。


















この「てぬぐい茶屋」は、新潟県から築百五十年の古民家を移築した建物で、ダイナミックな梁や柱は圧巻。広大な吹抜天井にはシャンデリアが吊され、レトロモダンな空間を創り出している。


ふわとろ卵にソースたっぷりのオムハヤシをいただき、食後のコーヒーでほっとリラックス。お腹も心も満たされた。























冬至が近いこともあって日が短い。「ミレーニア勝浦」に帰って来た時にはすっかり夕闇に包まれていた。

今冬もラグーナでは、煌びやかなイルミネーションの王冠がパーゴラを彩り、椰子の湖畔を華やかに演出している。

時と共に辺り一面が漆黒に染まるとイルミネーションの輝きが増し、水面に映る光の王冠が一際鮮やか。冬の長い夜の風物詩だ。





ぽかぽか日和!?な 立冬の海岸散歩

勝浦の気候は、夏涼しく冬暖かい海洋性気候。真夏は猛暑日知らず、冬は積雪知らず、一年を通して過ごしやすい避暑避寒の街。立冬を迎え、そろそろコートが欲しくなる季節だが、勝浦ではクローゼットの奥で眠ったままだ。 ポカポカ陽気に誘われて守谷海岸に出かけて見ると、海は青く輝き南国のよう。季...