2023年8月25日金曜日

猛暑無縁の勝浦で、“耐える”夏から“楽しむ”夏へ!

夏も後半に入ったというのに、猛暑が続く日本列島。本来涼しいはずの北海道や北日本が記録的な暑さに見舞われるなど、これまでの常識は通用しなくなってきた。しかも日本だけでなく熱波が世界各地を襲い、国連総長が「地球沸騰化」を語るほどである。













そんななか、勝浦は記録が残る1906年以降、117年にわたり気温35℃を上回る猛暑日が一度もない。勝浦の海は、沖に出るとすぐに深くなるため水温が低く、海上で冷やされた風が陸に向かって吹くという。涼しい海風がそよぐ勝浦は、真夏の気温が都心より3℃から5℃ほど低い。











TVやネットニュースで「南関東の海辺の町なのに、なぜか涼しい」と頻繁に報道されるようになり、“避暑地・勝浦”は広く認知されるようになった。













軽井沢などの高原リゾートほど混雑せず、都心から約1時間半で着くアクセスの良さから、涼を求めて多くの人が勝浦にやって来ている。
















なかでも今夏は、勝浦市の興津海水浴場が「きれいで安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」として、海辺の国際環境認証制度「ブルーフラッグ」に認証されるなど、話題性もあった。













猛暑は年々エスカレートするばかり。天気予報によると9月に入っても厳しい残暑がまだまだ続くらしい。













今や日本は熱帯気候になってしまったかのよう。35℃前後の気温が何ヶ月も続くと思うと、都心を離れ涼しい土地で暮らしたくなってくる。勝浦市には本気度の高い移住相談が増えているという。













勝浦に引っ越せば、耐える夏から楽しむ夏へ、変えられるかもしれない。






2023年4月18日火曜日

天高き〝鯉の滝登り〟、大多喜・黒原不動滝へぜひ!

例年よりも桜の開花が早かった今春、木々の芽吹きも早く里山は萌える若葉に包まれ、まるで初夏のよう。眩いばかりの新緑が広がっている。

そこで、新緑の季節にぜひ見ていただきたいのが「黒原不動滝」の鯉のぼり。約50メートルの川幅いっぱいに30匹ほどの鯉のぼりが飾られ、見応え抜群だ。
















「黒原不動滝」は大多喜町を流れる西畑川にかかる三段の滝で、落差は約3mと小さいが幅は20mほどあり、清々しい景観が広がっている。













鯉のぼりは、滝の環境美化に努める地元のボランティア団体の皆さんが2006年から手掛けており、毎年、最終日曜日から5月中旬まで掲揚される。
























川風にはためく鯉のぼりは、まさに〝鯉の滝登り〟のよう。30匹に及ぶ鯉たちが、空高く悠々と泳ぐ様子は壮観である。


















また、周辺の民家でも大きな鯉のぼりが飾られ、端午の節句を賑やかに演出している。




















「黒原不動滝」は、いすみ鉄道「総元」駅から徒歩5分ほどの場所にある。
















鯉たちのダイナミックな空中遊泳を、ぜひ!



2023年2月21日火曜日

いよいよ今週末!4年ぶりの「かつうらビッグひな祭り」

「かつうらビッグひな祭り」が、4年ぶりに帰ってくる!


「遠見岬神社」石段にびっしりと敷き詰められる圧巻の雛人形が、春の訪れを告げてくれる。

2月24日(金)~3月3日(金)の期間中、「遠見岬神社」や「出水覚翁寺」をはじめ、中央商店街を中心に約4,000体のひな人形が飾られ、勝浦市街はまさにひな祭り一色!

そして2023年度は、屋根のないスカイバスが勝浦に初見参!隣町の御宿で開催中の「おんじゅくまちかどつるし雛めぐり」会場と「びっぐひな祭り」会場を結ぶ。

まさに満を持して開催される今年の「かつうらビッグひな祭り」は、「勝浦・御宿スタンプラリー」、「Kitchen Car in 勝浦」、「ひな祭りと酒蔵巡りツアー」などイベントが盛りだくさん。




30,000体ものひな人形が町を埋め尽くす勝浦へ、ぜひ!

2022年12月27日火曜日

キハ52系気動車で行く小さな旅

年の瀬が迫り、冬も本番。温暖な勝浦と言えども朝晩は冷え込むようになってきたが、陽の高い日中は春のようなぽかぽか陽気に包まれる。


そんな小春日和に誘われて、ひと味違う旅気分を味わいたくなり、レトロな「いすみ鉄道」に乗って十万石の城下町「大多喜」へ出掛けてみた。

「いすみ鉄道」は、国鉄時代のキハ52系気動車が走る(土・日・祝日運行)鉄道マニアに人気のローカル線。TVの旅番組でもよく取り上げられている。

キハ52系気動車は、外観も車内も昭和時代そのまま。低くこもったエンジン音を響かせながら〝ガタン!ガタン!〟と走る車両に揺られていると、心は1970年代へ帰っていく。






車窓の風景もゆっくり、ゆったり流れ、どこか遠くの土地を旅しているような気分。身近な夷隅川や房総の里山風景も、いつもと違って見えてくる。









車でよく通り抜けている「大多喜」の町も、列車で訪れると旅情感たっぷり。古い商家が点在する城下町通りを散策し、老舗的な雰囲気がある「そば処くらや」で昼食。以前、農耕馬や牛の鞍を造っていた店で、戦後そば店に転身したことから、昔の屋号の「くらや」を用いているという。



おすすめの「特上天せいろ」をオーダーすると、香り高い更科そばに、ボリューミーな野菜天・キス天・エビ天が添えられ、満足度も満腹度も抜群。ツルツルの喉ごし、サクサクホクホクの天ぷらは癖になりそうだ。


なまこ壁の土蔵、天明年間創業の酒蔵、登録有形文化財の木造旅館が建ち並ぶ城下町通りを歩き、夷隅神社を参拝し、再び大多喜駅へ。







昔ながら気動車に乗って城下町を訪れ、ふらっと散歩していると、時間がゆったり流れていた昭和時代の旅気分が味わえる。

身近な町で心に染みるような旅情に浸れるキハ52。郷愁をそそる気動車に乗って、今や貴重な国鉄時代の車両を走らせている「いすみ鉄道」を応援したい。


 

 

 

 

猛暑無縁の勝浦で、“耐える”夏から“楽しむ”夏へ!

夏も後半に入ったというのに、猛暑が続く日本列島。本来涼しいはずの北海道や北日本が記録的な暑さに見舞われるなど、これまでの常識は通用しなくなってきた。しかも日本だけでなく熱波が世界各地を襲い、国連総長が「地球沸騰化」を語るほどである。 そんななか、勝浦は記録が残る1906年以降、1...