2024年4月18日木曜日

房総、里山の春

昨年より2週間以上も遅れた桜の開花。房総半島内陸の大多喜では、4月中旬まで淡いピンク色の花を華やかに咲かせていた。



昨年秋の大雨による土砂流出で不通になっていた「いすみ鉄道」の上総中野~大多喜間も復旧し、桜の名所でしられる総元では例年どおり、ピンク色の桜と黄色い気動車の共演が楽しめた。

前線開通を祝い「いすみ鉄道」オリジナル食品の“菜の花うどん”・“もなか”・“柿ピー”を買って、ささやかなエールを送った。


なかなか気温が上がらず桜の開花が例年より遅れるほどだったのに、415日には東京で26.8℃の夏日を観測するなど、4月とは思えないような暑さ。ちなみに415日の勝浦の最高気温は21.8℃と東京より5℃も低かった。
近年、勝浦は35℃以上の猛暑日を100年以上記録したことがない避暑地として注目されているが、この感じだと今年の夏もクローズアップされそうだ。



さて、話は変わって、最近、ハマっているランチをチラリとご紹介。
勝浦の山側の集落・上野地区にある「手打ちうどん・多吉」で味わえる“定規三角きつねうどん”。

仙台名物の特大三角油揚げが丼いっぱいにどど〜ん!

厚みがある油揚げに出汁がジュワジュワァ〜と染みわたり実に美味い。


濃厚な豆腐の旨味が、つるつると喉越しの良い手打ちうどんのアクセントになっている。


“勝浦塩”でいただく「天ぷら盛り合わせ」もおすすめ!


海鮮料理店が多い勝浦でうどん専門店はおそらく「多吉」一軒のみ。新緑に染まる里山の集落で味わう〝本格うどん〟は、知る人ぞ知るスポットだ。

 

2024年2月22日木曜日

桜咲く勝浦にて、—美味しい話も添えてー

初夏の陽気になったり、真冬に戻ったり、不安定な天気が続いているが、南房総勝浦は、春真っ盛り。早咲きの河津桜が満開を迎えている。
桜の名所の官軍塚は花盛りで、辺り一面が艶やかなピンク色に包まれている。
花の蜜を求めて枝から枝へ飛び交うメジロたち。春の息吹に満ち溢れ、ここに居るだけで気持ちが華やいでくる。
桜のトンネルを抜け岬の突端に立つと、見渡す限りの太平洋。春の光を浴びて青々と輝き、目に映るものすべてがイキイキと華やいでいる。


さて、話は変わって、最近、ハマっているランチをチラリとご紹介。
まずは、ふっくらとボリューミーで旨味が凝縮された「灰干し鯖の焼魚定食」

そしてこちらは、上品な甘味と香ばしさがたまらない「灰干しキンメダイの焼魚定食」


勝浦というと新鮮な刺身に目がいくが、実は勝浦産の干物はとっても美味。なかでも「灰干し」は、余分な水分を抜き上質な脂を残す特殊な製法の干物で、知る人ぞ知る究極の干物。
だが、勝浦で生産された「灰干し」の多くが豊洲市場をはじめ都心の高級割烹や有名百貨店へ納められており、地元に流通しているのは極わずか。
JR
勝浦駅の近くにある「魚屋の食事処おぎの」で食べられることを知り、その美味しさにハマってしまった。

一度食べたら干物の概念が変わること請け合いだ。

2024年1月23日火曜日

大寒に、春を感じる!味わう!

一年の中で最も寒いといわれる〝大寒〟を迎えたが、勝浦では早くも河津桜の蕾が開き始めている。日当たりの良い場所で、淡紅色の可憐な花弁をちらほら見かけるようになってきた。

南太平洋の温かい空気が暖流黒潮に乗ってやってくると言れ、勝浦では冬らしい厳しい寒さを感じることがほとんどない。
そんな南房総の温暖な気候を活かし、お隣りの鴨川市には1月上旬から3月上旬にかけて、約1万坪の田畑を黄色い花で埋め尽くす「菜な畑ロード」が登場。     
そして、春フルーツの代表格〝苺〟を一足早く味わえると評判なのが、苺を勝浦の新たな特産品として栽培している『いちごガーデン勝浦』。佐野地区にあり、大多喜街道から一本中に入った田園地帯に直売所がある。
今シーズンは、「・かおり野・恋みのり・よつぼし・チーバベリー・スターナイト・やよいひめ・紅ほっぺ」の7品種をラインナップしている。
朝採りの真っ赤な完熟苺を直売しており、その甘さ、美味しさは格別!
スーパーや小売店では完熟した苺は買えないので、農園直売のありがたさを実感!! 大寒真っ只中に春の旬を味わう至福!温暖な勝浦だからこそである。

『いちごガーデン勝浦』
■販売場所:勝浦市佐野444-2
■時間:10時〜15時 ■定休日:月曜日・水曜日
午
前中早めに行かないと売り切れてしまう人気ぶり。
LINE公式アカウント@katsuura.ichigo にて予約できます。
インスタ:
https://www.instagram.com/ichigogarden.katsuura/

2023年12月5日火曜日

冬を感じさせない「ミレーニア勝浦」

11月中旬まで最高気温が20℃以上あり、夏日が何ヶ月も続いたというのに、12月に入ると日本各地で今季一番の冷え込みを記録。秋を飛び越えて夏から冬になってしまったかのよう。
記録的な猛暑に見舞われた今夏、勝浦は〝涼しさ〟で注目されたが、冬の過ごしやすさでも定評がある。海洋性の温暖な気候に恵まれ、春のような陽気が続く。

「ミレーニア勝浦」からほど近い守谷海岸に散歩に出掛け、陽光を浴びてキラキラ輝く海を眺めていると、今が師走であることを忘れてしまう。空気が澄みわたり、実に気持ちがいい。

水の透明度も増し、足元の潮だまりを見るとイソギンチャクや貝がくっきり見える。

























勝浦は一年を通して過ごしやすい、まさに理想的な環境。季節を問わず、それぞれが思い思いの趣味を楽しんでいる。
脂の乗った冬の魚も実にウマイ。

そして「ミレーニア勝浦」では、12月の声を聞くとともに恒例のイルミネーションが点灯。夕闇迫るラグーナ湖畔に光のティアラが浮かび上がる。

冬の夜長を彩るイルミネーションは数あれど、ヤシの木のシルエットをバックにきらめく輝きは他ではなかなか味わえない。

「ミレーニア勝浦」で、都心のクリスマスムードとはひと味ちがう南国ムード豊かなイルミネーションを、ぜひ。














房総、里山の春

昨年より 2 週間以上も遅れた桜の開花。房総半島内陸の大多喜では、 4 月中旬まで淡いピンク色の花を華やかに咲かせていた。 昨年秋の大雨による土砂流出で不通になっていた「いすみ鉄道」の上総中野~大多喜間も復旧し、桜の名所でしられる総元では例...