毎年、猛暑が続くと「勝浦」の涼しさがTVやネットニュースで紹介されるが、実際はどうなのだろう。7月25日の午後、気温37度の東京都心から勝浦へ向かってみた。
道中の市原、大多喜通過時の車の外気温表示は、東京と変わらぬ37℃だったが、勝浦市に入ると見る見る下がり、海岸線を走る国道128号線に出ると気温はなんと29℃!午後2時過ぎの炎天下だというのに、30度を下回っていた。勝浦の涼しさは本物である。
興津海水浴場に行ってみると、日差しは強いものの風は涼しく気持ちいい。国際NGO FEE(国際環境教育基金)が「きれいで安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」として認めた〝ブルーフラッグビーチ〟で、青いのぼり旗が海風になびいていた。
波打ち際ではしゃぐ子供たち、潮だまりでカニやヤドカリを捕まえる親子連れ、ビーチバレーに興じる若者たち、タープテントの下でお茶を楽しむグループ…、涼やかな海風がそよぐビーチで、とっておきの夏を楽しんでいる。
40℃に迫る危険な暑さに見舞われる今夏、勝浦はまさに避暑地の楽園である。