暑くもなく寒くもない秋は、散歩するのがとても気持ちのいい季節。「ミレーニア勝浦」から6㎞ほどの景勝地「鵜原理想郷」へプチトレッキングに出かけてみた。
「鵜原理想郷」は、鵜原海岸の東側に突き出る風光明媚な岬群(明神岬・毛戸岬・白鳳岬)で、大正初期に別荘地とする計画があり「理想郷」と呼ばれるようになったという。
鵜原漁港の近くにあるハイキングコースの駐車場にクルマを停めて岬に向かうと、素掘りのトンネルが現れる。
冒険気分でトンネルを抜けると急傾斜の険しい山道となり、登り切ると「鵜原理想郷」の案内板が立つ分岐点にでる。
左手の「手弱女平(たおやめだいら)」方面へ向かい樹林を抜けると視界がぱぁと開け、その先は芝の広場のよう。岬の先端に「幸せの鐘」のモニュメントが立っている。
切り立つ断崖、太平洋の大海原…、複雑なリアス式海岸と広大な海が魅せる房総随一の絶景だ。
再び分岐点まで戻りハイキングコースを西へ進み、毛戸岬の手前から海辺へ下りていくと、秘密基地のような入り江に出る。間近で見る断崖絶壁、荒波に浸食された奇岩、岩礁は実にダイナミック。悠久の時の流れを感じる。
東に、八幡岬や海中展望塔を望む毛戸岬、白鳳岬。
西に、鵜原、守谷、興津方向のリアス式海岸を望む明神岬。

















