2022年5月2日月曜日

夏の入口、新緑の房総・里山散歩

春が一足早くやってくる南房総は、初夏の訪れも早い。樹々は初々しい若葉に萌え、眩いばかり。

新緑に誘われて房総丘陵の山合いへ出掛けてみると、レンゲツツジが咲き始め、まさに初夏の彩り。




青葉の中を、小湊鉄道の気動車がカタンコトンと走っていく。

小湊鉄道は首都圏では珍しいレトロな車両が人気のローカル線。
昨年から旧国鉄型のキハ
40系気動車も走りはじめ、昭和時代の旅情を醸し出している。
首都圏を走る列車の多くが銀色のステンレス車両となってしまった現在、
塗装された鋼鉄製の車両はとても希少。

のどかな里山風景には、やはり昔ながらの鋼鉄製の列車がよく似合う。

沿線近くを流れる養老川は新緑に包まれ、実に鮮やか。きらめく川面に小さな魚影が透けてみえる。



























南房総では、すでに夏の扉が開いている。


関東で最も遅い紅葉と冬の足音

房総半島は紅葉の時期が遅く、 11 月下旬から 12 月上旬が見頃になる。房総丘陵の山間部は温暖な千葉県といえども昼夜の寒暖差は大きく、山肌が鮮やかな錦繍に染まる。 太平洋沿岸の勝浦は暖流黒潮と共にやってくる暖かい空気に包まれ、冬をあまり感じないが、房総半島内陸の山あいは暦通りの...