首都圏で春が最も早くやってくると言われる南房総。鴨川では恒例の『菜な畑ロード』が開催され、約1万坪におよぶ敷地いっぱいに菜の花が咲き乱れている。
大地を埋め尽くす菜の花は、黄色い絨毯を敷き詰めたかのよう。温暖な南房総を鮮やかにシンボライズしている。
勝浦では、早咲きの河津桜が咲き始め、お花見の名所で知られる官軍塚公園では八分咲きほど。陽当たりの良い場所ではほぼ満開となっている。
澄み渡る青空と艶やかな桜色のコントラストは、目が覚めるような鮮やかさ。都心より一足も二足も早く桜が楽しめるとは、なんだか得した気分である。
桜のアーチをくぐって岬の上の展望台へ。
視界がぱっと広がり眼前に現れる太平洋の大海原は、まさに圧巻の開放感。
南の海から、本格的な春が黒潮に乗ってやってくる。